Research

当研究室で取り組んでいる研究内容について、テーマ毎にご紹介します。
ご興味をお持ちの方は、<こちら>より、研究室の紹介ビデオや電子パンフレットも閲覧可能です。(ストリーミング配信も行っています。)

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【バイオアッセイとは】

 バイオアッセイとは悪環境下での生物に現れる変化を評価基準として、環境の良し悪しを判断する技術です。これは新たな環境ホルモンや汚染などの毒性が確認されていないような汚染物質の評価に適しています。


【カオス・フラクタルバイオアッセイ】

 本研究では、生体のカオス・フラクタル性の変化を評価基準としたバイオアッセイ技術の研究を行っています。カオス・フラクタル性は自然・生物と密接な関係があり、環境の変化による「生体の動き」の複雑性(カオス性の強さ)などを定量的に解析することが可能です。


【本手法の特徴】

  • 測定対象を殺す必要がない
    [従来の手法]・・・DNAによる評価、長期観察実験(奇形、死亡数による評価)が必要
    [本手法]・・・生体信号の微妙な変化による評価(動きの乱れ等)
  • 微小量の毒性評価が行える
    [従来の手法]・・・評価が完了する頃には致死量の毒性を超過している.
    [本手法]・・・測定対象が死亡しない程度の毒性に対して負荷依存性が示唆された。→危惧される毒性の早期発見が可能
  • 評価結果が比較的早く得られる
    [従来の手法]・・・2~3週間の長期的な観測実験が必要
    [本手法]・・・ 従来法に比べれば、比較的早く評価結果が得られる。→リアルタイムで評価値を算出することも可能

【測定、解析手法】

1200mm×600mmの水槽に1尾の金魚を泳がせて、その運動軌跡を2方向からビデオカメラで撮影します。この運動軌跡が評価に使用する生体信号となります。それを基に、金魚が時間毎に水槽の縦、横、深さ方向にどれだけ移動したかを表す時系列データを作成します。このデータをカオス・フラクタル解析することにより、環境の良し悪しを評価します。


測定、解析手法
図1 測定方法